もりもりです。
『をのこ草子(ぞうし)』という、正体不明の大予言者が江戸時代にいたそうです。
をのこ草子(ぞうし)は、地下を移動する人、空を飛ぶ人、髪が短く肌を露出した女性など、昭和以降の日本の風俗を細かく模写している。
江戸時代に未来の日本を予言した奇書(きしょ)*1として、近年メディアなどで多く取り上げられています。
この本が書かれたのは、8大将軍・徳川吉宗の時代(18世紀前半)といわれています。
原本の所在は不明で、それを見た者はいない。
それなのに、『をのこ草子(ぞうし)』が書いた書物ってなぜわかったのか、不思議なところではあります。
・幻の予言書、『をのこ草紙』がなぜ知られるようになったの?
・『をのこ草子』の予言の原本と現代語訳
・地震や台風などの大きな天災を予言!
についてお話します。
最後まで読んでくださいね。
〈出典元:世界を動かした予言〉
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幻の予言書、『をのこ草紙』がなぜ知られるようになったの?
1930年、宗教団体・神道天行居(しんどうてんこうきょ)の創立者、友清歓真(ともきよよしざね)が『をのこ草子』について紹介したことから知られるようになります。
をのこ草紙は、いまから約280年前、八代将軍徳川吉宗(在位1716~1745)が享保の改革(1723~1745)を実施していた頃に流布したといわれる幻の予言書で、原本は存在していない。
しかし、この写しが神道天行居の創立者として有名な友清歓真(1888〜1952)の手に渡り、彼の名著『神道古義地之巻』に引用されて、今に伝わったとされています。
動画の視聴はこちらです。
『をのこ草子』の予言の原本と現代語訳
科学技術は発達する一方で日本人らしさを失う人々が増えていく。
(原本)
今より五代二五〇年を経て、世の様変わり果てなむ。切支丹の法いよいよ盛んになって、空を飛ぶ人も現れなむ。地を潜る人も出て来べし。風雨を駈り、雷電を役する者もあらん。死したるを起こす術も成りなん。さるままに、人の心漸く悪くなり行きて、恐ろしき世の相を見つべし。 妻は夫に従わず、男は髪長く色青白く、痩細りて、戦の場などに出て立つこと難きに至らん。女は髪短く色赤黒く、袂なき衣も着、淫りに狂ひて、父母をも夫をも其の子をも顧ぬ者多からん。万づ南蛮の風をまねびて、忠孝節義は固(もと)より仁も義も軽んぜられぬべし。 斯くていよいよ衰え行きぬる其の果に、地、水、火、風の大なる災い起りて、世の人、十が五は亡び異国の軍さえ攻め来りなむ。 此の時、神の如き大君、世に出で給い、人民悔い改めてこれに従い、世の中、再び正しきに帰らなん。其の間、世の人狂い苦しむこと百年に及ぶべし云々。
【現代語訳】
この予言は今より、250年後といっているので、たぶん1970年~80年代頃の日本のことなのでしょう。
・空を飛ぶ人=飛行機やロケットのこと
・地に潜る人=とは、地下街や地下鉄などのこと
・風雨を動かし雷電を利用する者=発電所で電気を作ること
このように解釈できるのではないでしょうか。
この予言を見て、現在と比較してみると的中していると思いません?
死んだ人を生き返らせる技術とは、クローン技術などの遺伝子工学のことなのでしょう。
「人の心が次第に悪くなってゆき、恐ろしい世の中となる。 妻は夫に従わず、男は髪を長くして色白の顔でやせ細り、戦争に出かけることなど出来そうにない。女は髪を短くして顔の色は赤黒く、袖のない衣類を着て淫らな行いに狂い、父母や夫、その子をも面倒をみない者が多い。すべて西欧の文化をまねして、古くからの風習である「君主に忠実である」こと「親に孝行する」こと「節約の美徳」だけでなく、「仁」や「義」も軽んじられている。」
これは、現代の日本ではないでしょうか。
江戸時代の人々から見たら、現代の日本は乱れきった世の中に見えるでしょう。
地震や台風などの大きな天災を予言!
『をのこ草子』の予言は、風俗の乱ればかりではなくて、日本に起こる国家的災難とその次の世界まで言及している。
「日本が衰えていった末に、地、水、火、風の甚大な災害が起きて、人口の半分が減って、外国の軍隊すら攻めてくる」という恐ろしい予言をしています。
地震や台風などの大きな天災に見舞われたあと、外国の軍隊が攻めてくる、国家存亡の危機です。
日本はどうなるのでしょうか!
しかし、希望を捨ててはいけない。
国家存亡の危機に立たされた日本に神のようなリーダー現れる。
それまでの間、人々は狂わんばかりに苦しむ状況が100年続くだろう。
苦難のあとに救世主が登場---と、まるでキリスト教などのメシア思想そのものだが、日本の未来はこのような展開になると『をのこ草子』は説いています。
これまで同書は、あまりの現代世相との一致に、後世にねつ造された偽書なのではないかともいわれています。
とはいえ、人の倫理観の喪失や自然災害の深刻化など、現在の日本は『をのこ草子』に書かれていることに近づいているように思う。
いつの時代に書かれたものであれ、『をのこ草子』が現代の日本を的確に予見し、警鐘(けいしょう)を鳴らしている本であることは間違いないようですね。
最後に
『をのこ草子』の予言はどうでしたか?
この、予言が日本の未来ならば、大変な時期を迎えることになります。
出来れば悪い予言は当たらないでほしいですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
*1:珍しい書物のこと