もりもりです。
人類が誕生して以来、人は死ぬと、どうなるのかについて、ずっと考えられてきました。
その中で生まれた結論として、
「人間は死後も、別世界で生を続ける」
「一切が無になって消えてしまう」という考え方です。
そして、この難問を解く「カギ」となるのが、死の直前までいって生還した人に起こるという、臨死体験。
本当にあの世を体験したのでしょうか?
それとも脳内の幻覚なのでしょうか?
臨死体験を経験した人の多くはあの世を見てきた。
先祖に会った、自分が病気のベッドに横たわっているのを上から見下ろした。
などと、同じ体験をしています。
死後の世界と脳内の幻覚どちらが真実なのか?
・臨死体験とは?
・死後世界派と脳内幻覚派
・幻覚を起こす原因
についてお話ししますね。
最後まで読んでくださいね。
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臨死体験とは?
臨死体験とは、死の直前までいって生還した人が見聞きした体験のことです。
そのような体験を経験するということは、現実にあると思います。
しかし、臨死体験で見たことが、「あの世の世界」だったのかまではわからないと思います。
臨死体験者の体験談
・意識(もしくは魂)が、体外へ抜け出し、自分が治療されているのを上から見おろす。
そのまま手術室を抜け出る場合もある。
・暗いトンネルを通っていき、明るいきれいな花畑のような場所に出る。
・すでに死んでしまった人たちに出会う。
あるいは神や仏に会うという場合もある。
これらの体験をした。
日本ではあまり専門的に研究している人はいませんが、海外では科学的な研究対象として扱われています。
死後の世界派と脳内の幻覚派
臨死体験の研究者は、大きく分けて2種類に分かれています。
「臨死体験を死後の世界が存在する証拠」だとする立場と、「脳内で起こった幻覚」とする2種類の考え方です。
死後の世界派・・・
イギリスの臨死体験研究者スーザン・ブラックモア博士によると、死後の世界があるとするのは、次のような根拠からです。
1.一貫性がある
臨死体験は古今東西を通じて共通する体験である。
2.現実感がある
幻覚などとはとても考えられないほどリアルな体験である。
3.超常的である
科学では解明できないような超常現象が起きる場合がある。
4.人が変わる
臨死体験のあとには劇的に人が変わり(それもいいほうに)、死を恐れなくなる。
これらの現象が生じるのは、臨死体験が夢や幻覚ではなく、実際にあの世にいったとしか考えられないからです。
脳内の幻覚派・・・
臨死体験が脳内の幻覚にすぎないとする根拠。
1.一貫性がある
死後の世界派と同じ根拠だが、内容はまったく違う。
一貫性があるのは、ヒトの神経系統が万人共通なので、死にかけたとき同じ体験をするのだ。
2.単なる幻覚のようなもの
臨死体験の特徴的な体験は、死とは関係ない場合も起きる。
たとえば、ドラッグなどでも引き起こされる体験である。
脳が死にかけて、酸素が欠乏したり、二酸化炭素濃度が高くなったりして幻覚を起こす。
これらのことにより、「臨死体験は脳内の幻覚にすぎない」というのです。
このうち、両者のあげている「一貫性がある」ですが、こまかくいってしまえば、一貫しているようですが、していないようにも見えます。
たとえば、キリスト教園では、キリストに会う人が多いですが、仏教圏では、仏様に会ったり、エンマ大王に会ったりするようです。
そして、日本では、三途の川が出てきたりします。
つまり、宗教や文化の違いが、そのまま臨死体験に反映されているのです。
もし、本当に臨死体験であの世をかいま見たというのなら、あの世が宗教や文化によって違うとは思えません。
もしかしたら、あの世といところは、その人それぞれのおもいや、考え方などによって世界が変わるのかもしれませんね。
しかし、臨死体験とくゆうな魂が体から抜け出す「体外離脱」をした場合、実際に体外離脱したのでなけらば説明できないようなケースがあります。
たとえば、ベッドに横たわっている肉体の上から見下ろしてなければわからないようなことを知っていた場合です。
体外離脱をしていなくても知ることができる場合もあります。
たとえば、医師たちの会話を耳にして手術室の様子が想像できたというような場合です。
また、体外離脱に関しては、脳への刺激により、人工的に起こせることもわかっているようですね。
まとめ
臨死体験という不思議な体験。
それは、死後の世界なのか?
はたまた、脳内の幻覚なのか?
まだまだ謎の多い、現象ですよね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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