もりもりです。
金縛りとは、就寝中によく起きる体の変化で、意識ははっきりしているんだけど、なぜだか体を動かすことができなくなることです。
体が締め付けられるような感覚から金縛りと言われています。
まるで霊のしわざかのように、「浮遊感、耳鳴り、くすぐられている」感覚があったりするものもあります。
金縛りの原因は心霊現象なのでしょうか?
それともほかに原因があるのでしょうか?
それでは、
・金縛りとは
・金縛りの原因
・ スリープ・オンセット・レムはなぜ起こるの?
・金縛りと夢
についてお話ししますね。
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金縛とは
就寝中に、こんな経験をしたことないですか。
寝てると急に、「どうしよう、体が動かせない」
だれかが、枕元に立っている気配がする。
怖くて、「(うわあ~~)・・・」って叫びたいのに声が出ない。
このような体験が金縛りといわれています。
場合によっては、霊(のようなもの)をはっきり見ることもあるそうです。
はたして、金縛りは心霊現象なのでしょうか?
金縛の原因
じつは、金縛りは、「睡眠麻痺」と呼ばれる状態によって起こる考えられています。
この、睡眠麻痺は誰にでも起こることなんです。
金縛りを体験した人からすると、「心理現象だ」と思うのもムリはありません。
睡眠麻痺とは
睡眠麻痺とはどのようなものなのかを理解するために、睡眠のしくみをみてみましょう。
眠りには、「レム睡眠とノンレム睡眠」があります。
レム睡眠・・・
比較的浅い眠りで、夢を見ていることが多い。
ノンレム睡眠・・・
深い眠りで、まったく夢を見ないわけではないないが、ほとんど見ない。
レム睡眠とノンレム睡眠は、約90分間隔で交互に訪れます。
寝入りばなは、ノンレム睡眠が訪れますが、いきなりレム睡眠から入ることもあります。
レム睡眠では、脳が活発に活動しているのに、身体のほうは眠っている状態となります。
夢のなかで、走っているのになかなか前へ進めないという経験をしたことはあるでしょう。
あれは、体が眠っているときに、起こる感覚です。
寝入りばなのレム睡眠では、脳は活発に働いているのに、筋肉は弛緩(しかん)したまま、それで意識ははっきりしているのに身体は自由に動かせないのです。
このような寝入りばなのレム睡眠を、「スリープ・オンセット・レム」と呼びます。
このレム睡眠のときに入眠時幻覚と呼ばれる幻覚が発生すると、心霊現象のような体験をするのです。
金縛りの体験者からすると、あれは絶対幻覚ではない、といいたくなりますが、入眠時幻覚は幻覚とは思えないほどリアルな幻覚なのです。
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スリープ・オンセット・レムはなぜ起こるの?
体が疲れているとき、重いストレスにさらされているとき、不安感を感じているときなどによく起こります。
たとえば、旅先での宿泊、いかにも幽霊の出そうな古い旅館などでは、スリープ・オンセット・レムは起きやすくなります。
そのため、心霊現象と錯覚されてしまいます。
入眠時幻覚と同じような幻覚は、目の覚める直前(出眠時)にも起きることがあります。
たまに、朝方、枕元に死者が訪れたような体験をする人もいます。
これも、睡眠麻痺と出眠麻痺と出眠時幻覚が組み合わされたものなのでしょうね。
金縛りと夢
金縛りと同じように、寝入りばなに起きる現象に「スリープ・スターツ」があります。
スリープ・スターツ・・・
うとうとしたときに、足を踏み外したり、落下したりする夢を見て、ハッと目が覚めることがありませんか。
あの、ピクッとしたけいれんのようなものがスリープ・スターツなのです。
眠りのなかでは立っているつもりなのに、身体の一部の筋肉が一種のひきつけを起こし、体のバランスをくずしたものと認識されるのです。
スリープ・スターツは、イスに座っていてうとうとしたときなどにもよく起こります。
たとえば、学校の授業中や電車のなかなどで、このスリープ・スターツが起きて、恥ずかしい思いをしたことのある方も多いのではないでしょうか?
まとめ
体が疲れていたり、悩み事があり考えながら寝ていたときに、金縛りは起こりやすい気はしますよね。
今日も読んでくれてありがとうございました。
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