もりもりです。
神戸の街が大きく揺れた。
1995年1月17日5時46分、阪神淡路大震災が発生。
この地震による被害は、『死者6,434名、行方不明者3名、負傷者43,792名、全壊及び半壊棟数249,180棟』。
阪神淡路大震災は、壮絶な被害とともに、多くの物語を私たちに残しました。
その中でも、一つの小さな奇跡が語り継がれています。
それは、神戸・三宮にある喫茶店、『コーヒーハウス5時45分』の物語です。
この喫茶店の名前と震災発生時刻との不思議な偶然の一致という、三宮(さんのみや)の喫茶店で起きた、小さな奇跡は、私たちに深い感動を与えてくれています。
<参考元:科学では解明できない奇妙な話より>
それでは、
・喫茶『コーヒーハウス5時45分』のオープン!
・大地震が発生!
・『コーヒーハウス5時45分』に起きた奇跡!
についてお話ししますね。
喫茶『コーヒーハウス5時45分』のオープン!
1978年に、この店を開くにあたって店のオーナーである、渡辺義弘さんは、設計者といっしょになって店の名前を決めていたが、なかなかいい名前が決まらなかった。
ふたりでさんざん考え悩んだあげく、困り果てて、ふと奥さんに聞いた。
「今何時や?」
「5時45分よ!」
こう奥さんが答えた。
それを聞いたとたん、渡辺さんはひらめいた。
「う~ん、よしそれに決めよう!」
こんな調子で、店の名前は『コーヒーハウス5時45分』になったのでした。
こうして付けられた名前が、その後の奇跡につながるとは、誰が予想できたでしょうか。
大地震が発生!
阪神淡路大震災が起こる、2、3日前に、喫茶『コーヒーハウス5時45分』では、このような会話がされていました。
「ここんとこ変な天気が続くなあ。1月にしてはぬくい日が続くし、こりゃひょっとして、地震でもあるんやないかね」
偶然にも、この不吉な予感は的中してしまった。
喫茶店『コーヒーハウス5時45分』のオープしてから、17年後の1995年1月17日の5時46分に阪神淡路大震災が発生。
地震発生直後のラジオ放送などでは、5時45分に地震が発生したと伝えられていたが、後に5時46分と訂正されました。
『コーヒーハウス5時45分』のオーナーである、渡辺さんは、店の名前と同じ、「5時45分という地震発生時刻」を、なんともいえない複雑な気持ちで聞いていた。
この地震により、渡辺さんの自宅のマンションはメチャクチャで、家具も倒れて、まさに惨憺(さんたん)たる状態だったようです。
それでも、渡辺さんの家族には誰もケガ人が出なかったことが、せめてもの幸いだった。
このようなありさまだったので、渡辺さんはその後しばしのあいだは、自宅の方の片付けに追われていました。
やがて大震災から3週間ほどして、やっと、三宮の喫茶店『コーヒーハウス5時45分』を見に出かけることができた。
店の前まで来ると、喫茶店の入っているグレースコウベビルの周辺には、崩れたビルがたくさんあった。
『コーヒーハウス5時45分』に起きた奇跡!
渡辺さんはこうした状態を目の前にして、もう喫茶店についてはあきらめの気持ちで覚悟していました。
どうにか店は残っていたが、隣の店の内部はめちゃくちゃになったいました。
「ずいぶんひどいな、これではうちの店もダメだろう」
そう思って渡辺さんは店のシャッターを開けて店内に足を踏み入れると、なんということか、意外な店の様子に渡辺さんは我が目を疑った。
「あれっ、これはどうしたことか?」
驚いたことに店の内部はほとんどが無事で、どこも壊れていなかったのだった。
店内をよく見れば、卓上のシュガーポットはそのままであり、ドアや窓も無事だった。
被害といえば、コーヒーカップやグラスが数個壊れていた程度だった。
なんとも不思議なことだと、渡辺さんはこの事態にびっくりした。
これはまさに渡辺さんの喫茶店『コーヒーハウス5時45分』に起きた奇跡だった。
その後、この話は神戸でも話題になり、それからというもの、この店は魔除(まよ)けになるということで、多くの客が訪れたという。
動画
最後に
この話しのように、名前が偶然にも阪神淡路大震災の発生時刻とほぼ一致しているという事実は、興味深い話です。
これはあくまで偶然の一致ですが、それでも、このような小さな偶然が人々にとって大きな意味を持つこともあります。
この「喫茶『5時45分』」の話は、その一部と言えるでしょうね。
そして、「喫茶『5時45分』」の話は、その一部として語り継がれるでしょう。
この小さな奇跡が、私たち全てにとって、大きな希望となりますように。
最後まで読んでくれてありがとうございます。