もりもりの神秘情報

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火山が大噴火する恐ろしい夢!まさか、その夢が現実になるとは!

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もりもりです。

火山が大噴火!

もうもうと立ち上がる煙、ふもとの村に向かって流れ出す溶岩・・・。

火山が爆発する恐ろしい夢を見た。

まさか、その夢が現実になるとは!

(出典元:科学では解明できない奇妙な話より)

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誤った特報記事

1883年8月28日の夜、アメリカの新聞ボストン・グローブ紙のエド・サムソン記者は、会社の編集室に残って朝刊の原稿を書いていた。

 

なんとか締め切りまでに原稿を書きあげたサムソンは、ちょっと疲れたので編集室の長椅子に横になってうたた寝をしてしまった。

 

しばらくすると彼は、どこかの火山が大噴火している恐ろしい夢を見た。

それはどうやら、ジャワ島の近くプラレイプという島で起きている出来事らしい。

 

その夢は非常に鮮明であり、火山の火口からもうもうと立ち昇る煙と爆発して噴き上げる炎、そして溶岩はふもとの村や畑に向かって流れ出していた。

 

やがてその島は、最後に海上に噴火口を残して、すさまじい勢いで爆発して吹っ飛んでしまった。

「うわー大変だ、島が吹っ飛んだぞ!」

 

そこでサムソンはハッと目を覚まし、あわてて長椅子から起き上がった。

 

気がつけば編集室の時計は、すでに午前3時を過ぎていた。

「なんだ、今のは夢だったのか」

彼はホッとして、胸をなでおろした。

 

「いったいどうして、火山が噴火する夢を見たのだろうか。それにしても、いやにリアルな夢だったな」

 

そこで彼は、今見たばかりのなまなましい火山の噴火の様子を、詳しく原稿に書き留めておいた。

これはきっとなにかの記事に役立つと考えたのだ。

そして彼はその原稿を、編集室の彼の机の上に置いたまま自宅に帰った。

 

さて次の朝、出勤した編集室がサムソンの机の上の原稿を見つけた。

 

「あれ、なんだ、この原稿は。どうも新しいニュース記事のようだな」

 

編集室は彼の原稿を見て、あまりに内容が詳しく書かれているので、恐らくこれはサムソンが新しく入電したニュースを書いたものだと思い込んだ。

「なるほど火山が爆発したのか、これはビッグニュースになるぞ」

 

編集室は、さっそくこの特ダネをAP(アソシエイテッド・プレス)社に送った。

そしてAP社はこの記事を全国の新聞社に転送し、1883年8月29日の新聞各紙はこのビッグニュースでかざられた。

 

こうしてサムソンに見た夢の原稿が、編集室のまったくの間違いにより、本当に新聞記事となってしまった。

 

さてこうなると今度は、ボストン・グローブ紙の編集室のもとに、各新聞社から詳しい情報を教えてほしいと問合せが殺到した。

 

そこで編集室はこの記事の詳細を調べようとして、ある事実に気がついてがくぜんとした。

「ジャワ島との間には通信回路がないじゃないか。するとこのサムソンの記事はいったいなんなのだ。これは入電された記事ではなかったのか?」

 

さてこの事態にあわてた編集室は、さっそくその記事に書かれている島について、図書館に問い合わせてみた。

すると、なんとも意外な答えが返ってきたではないか。

「はて?プラレイプなどという島は、ジャワにはありませんね」

「そんな馬鹿な!本当にないんですか?」

編集室はあせって聞き返した。

「ではほかの場所かもしれません。どこでもいいからそも名前の付く島はないですか?」

 

「さあて、ほかの所にもそんな名前の島は見当たりませんね」

それもそのはず、実際にプラレイプなどという島など存在していなかったのだ。

 

これは大変なミスだと気がついた編集室は、さすがに顔色が青ざめていた。

「しかたがない、こうなれば恥をしのんで謝罪広告を出すしかない」

こう編集室は考えて、もはや覚悟を決めていた。

 

ところでサムソンの方も、やはり翌日の新聞記事を見て仰天していた。

「なんてこった、これは大変なことになった。これでもう会社はクビになるかもしれない」

 

サムソンもこの新聞記事にも、まったく弱り果てていた。

こうなるとサムソンも編集長も、もはや絶体絶命だ。

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一転して大スクープに!

ところがその後、アメリカ合衆国の西海岸沿いに、異常な高波が押し寄せてきたのだ。

そして間もなく新しい情報が入ってきた。

 

それはインド洋の周辺で地殻(ちかく)の大変動が起こり、高潮のために多数の船舶が行方不明になったというものだった。

 

そしてオーストラリアからは、鈍(にぶ)い爆発音が空気を振動させたという情報が、また中米や南米の沿岸では、大津波が各地を襲ったニュースが伝えられてきたのだ。

 

それから数日して、南太平洋のジャワとスマトラの間にあるスンダ海峡のクラカトア島で、大噴火が起きたというニュースが入ってきた。

 

1883年5月20日に最初の噴火を起こしたクラカトア島では、8月27日から火山活動が活発になり、28日の朝までに激しい噴火を4回も起こしたのだ。

 

火山の噴煙は50キロメートルの上空に達して、その火山灰は東風に流され、12日間で世界中を一周して、世界各地に異常気象を起こしたのだ。

 

また火山の爆発は大津波を起こしスンダ海峡の沿岸地帯では30メートルもの高潮となり、ジャワでは3万6000人もの死者が出ていた。

 

火山が爆発したクラカトア島は幅4.8キロ、長さ8キロだったが、爆発でほとんどが空中に吹っ飛んだ。

 

そして300以上の村が全滅し、3万5000人もの人々が死亡。

ついに無人島となってしまった。

 

そして8月29日には、クラカトア島はほとんど消滅した。

 

こうしてサムソンが夢で見たのと同じ火山の噴火が、同時期に、クラカトア島で現実に起きていた。

 

つまりサムソンはこの火山の爆発を、同時期に千里眼で見ていたのである。

 

この火山の爆発を知って、ボストン・グローブ紙の編集室もサムソンも、まさに助かったと思い、ホッと安心していた。

 

こうしてボストン・グローブ紙では、謝罪広告を出さずにすんだ。

 

そこで代わりに、このニュースの功労者であるエド・サムソンの写真を第一面に掲げた。

 

こうして彼らは、かろうじて絶体絶命のピンチを切り抜け、特ダネスクープのビッグニュースとすることができたのである。

 

ところで、ここでひとつの謎が残った。

 

たしかにサムソンは火山の爆発を千里眼で見たのだが、その島の名はクラカトア島ではなく、プラレイプ島と呼んでいたはずである。

これはなぜだろうか?

 

しかしその後、オランダ歴史協会から、サムソン宛(あ)てに送られた古地図により、その謎が明らかになった。

 

150年以上の前のことだが、クラカトア島は、なんとプラレイプ島と呼ばれていたのである。

 

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まとめ

火山の噴火や地震を、磁気の変化などによって予知する人が存在する。

サムソンにも、このような特殊な能力がそなわっていたのかもしれません。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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