もりもりです。
映画『男はつらいよ』をみたことはありますか?
テレビで再放送されたりしています。
一度見てほしい映画です。
見た目は良くないが、すごく人間味のある寅さんに、きっと心ひかれるでしょう。
ところで、この映画に登場する人物、寅さんと、その妹のさくら。
映画の中の架空人物だと思いきや。
実在する人物だったのです。
その話しをしてみようと思います。
最後まで読んでくださいね。
<出典元:科学では解明できない奇妙な話より(運命の謎を探る会)>
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大昔の戸籍を調査すると
映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次監督の作品で、主演のフーテンの寅さんこと車寅次郎(くるまとらじろう)の役を故渥美清(あつみきよし)が見事に演じ、妹のさくら役は倍賞千恵子(ばいしょうちえこ)が演じて、大ヒットした映画です。
この映画はシリーズ化されて、48作目まで作られた、記録的な作品なのです。
映画『男はつらいよ』の寅さんとさくらは、当然ながら架空の人物です。
寅さんとさくらという名前は、この映画の舞台となっている葛飾柴又(かつしかしばまた)に、じつにふさわしい名前かもしれません。
なぜなら、奈良時代から葛飾柴又には寅さんとさくらとい人物が存在していたからなのだ。
奈良の正倉院(しょうそういん)が所蔵している、奈良・正倉院に伝わる古代村落研究上貴重な資料『養老戸籍(ようろうこせき)』には、奈良時代に「葛飾郡大島郷土嶋俣之里」という地名が記録されていました。
日本では昔から、地名や名前にな当て字がよく使われています。
この戸籍を調べていた専門家が、なんと俣之里の住民の名前から「刀良(とら)」という男性の名前を発見したのです。
さらに「佐久良女(さくらめ)」という女性の名前まで見つかった。
もちろん当時は、当て字がよく使われていたので、この刀良(とら)とはまさしく「寅(とら)」さんで、佐久良女(さくらめ)とは「さくら」という女子のことを指す言葉だ。
つまり葛飾柴又(かつしかしばまた)には、寅さんとさくらという人物が、奈良時代から存在していたことになります。
たまたま映画で、寅さんとさくらを使っていたが、この偶然の一致には驚かされますね。
寅さんとさくらは存在していた
しかし正倉院の戸籍の記録だけでは、果たして奈良時代から葛飾柴又に集落が本当にあったかは疑わしかったのだが、ついに、これらを立証する証拠が発見された。
1989年2月に葛飾区で、柴又1丁目と2丁目の発掘調査を行ったさい、古墳時代、奈良時代、平安時代の各時代の土器が出土したのです。
そしてこの発掘調査により、この葛飾柴又に、本当に集落があったことが確定された。
これらの調査により、寅さんとさくらは本当に奈良時代から葛飾柴又に存在していたことがわかったのでした。
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まとめ
どのようにして登場人物の名前を考えたのかわかりませんが、ここまで調査して、やっと実在してるのがわかったのです。
まさしく偶然の一致というやつですね。
今日も読んでくれてありがとうございました。