もりもりです。
1911年、イギリス・ロンドンのグリーンベリー・ヒルという町で、起こった殺人事件の話だ。
この事件の捜査線上に浮かんだ容疑者の名前が、なんと偶然にも・・・。
最後まで読んでくださいね。
<出典元:科学では解明できない奇妙な話より(運命の謎を探る会)>
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3人の殺人事件の容疑者が捕まった
1911年、イギリス・ロンドンのグリーンベリー・ヒルで起こった殺人事件。
殺されたのは、エドマンドベリ・ゴッドフリ卿(きょう)という貴族。
被害者が上流貴族だったこともあり、この殺人事件には関心を持つ人が多かった。
この事件の真相について、いろんな憶測が飛び交った。
「事件の真犯人は、誰なんだろう?」
「きっと、上流貴族への恨(うら)みに違いない」
「いや金が目的ではないのか?」
など、人々は事件の噂をしていた。
警察も、事件を早く解決しようと必死になって犯人を探していた。
そして、3人の容疑者が浮かんだ。
容疑者たちの名前は、「ヒルとベリーとグリーン」の3人だ。
捜査官たちはこの名前を聞いて、どこかで聞いたような気がした。
「ヒル、ベリー、グリーン」
どこかで聞いたことがあるような名前だな?
わかったぞ!
「グリーン、ベリー、ヒル」つまりグリーンベリー・ヒルだ!
なんだって!
グリーンベリー・ヒルとは、事件が起きた場所じゃないか。
つまり、グリーンベリー・ヒルという場所で起きた殺人事件の容疑者が、グリーン、ベリー、ヒルという3人の容疑者だったのだ。
「それじゃ、グリーンベリー・ヒルの事件の犯人は、、グリーン、ベリー、ヒルだとでもいうのかい?」
「うーむ、これは怪(あや)しいぞ」
「おいっ、まさか冗談だろう?」
名前の偶然の一致に、さすがの捜査官も思わず苦笑いをしたのだった。
殺人事件は無事解決
この3人の容疑者は、その後の捜査で彼らの殺人を確定できる証拠も発見されて、ゴッドフリ卿殺害の真犯人であることが判明した。
「驚いたな、あの3人が本当に犯人だったとは!」
まさかグリーンベリー・ヒルで起きた事件の犯人が、グリーン、ベリー、ヒルだなんて。
こんなことが本当に起きるんだな!
さすがの捜査官たちも、この偶然の一致には驚きを隠せなかった。
こうして、殺人事件は無事解決した。
やがてこの事件の裁判が執(と)り行われて、悪質な犯行の手口から、3人は死刑を宣告された。
やがて彼らはロンドンで絞首刑に処され、最期を迎えた。
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最後に
殺人事件の起きた町と、3人の犯人の名前が、すべて一致するとは、あり得ないこと。
本当に不思議な事件です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。