もりもりの神秘情報

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河童(かっぱ)の正体と不思議な言い伝え!

もりもりです。

今日は河童(かっぱ)のお話しです。

河童の好物は何だろうか? 

その答えは、もちろん「きゅうり」である。

でも、本当にそうなのだろうか? 

実は、この「きゅうり好き」は、深い意味がある。

なぜなら、水の神様である河童にとって、瑞々しいきゅうりは水神信仰のお供え物に欠かせない野菜だったからだ。

そして、その縁から河童は「きゅうり好き」として知られるようになったのだ。

ちなみに、人間界では頭がはげてると「カッパ」と呼ばれてしまうが、河童とカッパは別物なので注意したいところである。

それでは

・河童(かっぱ)とは?

・河童にまつわる言い伝え!
についてお話しをしますね。

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河童(かっぱ)とは?

日本の民間伝承に登場する河童(かっぱ)は、みんなのおなじみの妖怪である。

彼らは、河川で活動し、子供の姿をしていることから「河童」という名前がつけられた。

しかし、河童の姿は全国各地で少しずつ異なり、呼び名も違う。

一般的な河童は、小柄な体格に緑色の皮膚、背中には亀の甲羅のようなものを背負っている。

そして、頭の上には丸い皿があり、その中には水が張られている。

この皿が乾くと、河童は力を失うと言われており、常に水を保つように気を付けているようだ。

もちろん、現代の河童は爬虫類のような姿に描かれることが多いが、18世紀以前の博物書には猿人のような姿で描かれていることもある。

とにかく、河童は不思議な存在であり、彼らの世界に一度でも足を踏み入れたら、きっと魅了されてしまうことだろう。

動画の視聴はこちら河童の正体と伝説!河童はどこに住んでいるの? - YouTube

河童にまつわる言い伝え!

河童は子どもの水死体の姿だった・・・

河童の見た目のルーツになったとされる有名な説のひとつが、間引きされた子どもの水死体が河原にさらされている姿であるという説。

他の子どもに間引きしていることを悟られないよう、大人が作った嘘が『河童』であったとされています。

すごく悲しいお話ですが、実際に江戸時代には、子どもの間引きが頻繁に行われていたそうなんです。

 

河童の子供たち・・・

悲しい物語として、有名なものに「桃太郎」の原話に登場する「河童の子供たち」があります。
この物語では、桃太郎が鬼ヶ島に向かう途中、河を渡る際に河童の子供たちに出会います。
子供たちは可愛らしい姿をしていたので、桃太郎は彼らを騙して鬼ヶ島に連れて行き、鬼と戦うための仲間として使いました。
しかし、鬼退治の後に帰る途中、河童の親たちが子供たちを探しているという情報を聞き、子供たちを返すために河に戻ることになります。
子供たちは河に戻ったものの、親たちは悲しんで子供たちを引き取ってもらえず、泣きながら桃太郎に謝罪する姿が描かれています。
この物語は、人間と河童との間にある誤解や互いの違いを乗り越えることの難しさを示しています。

 

書物で描かれる河童は、ひょうきんでおっちょこちょい。

相撲といたずらが好きで、人間につかまえられて、こらしめられている姿も多く描かれています。

 

河童と相撲・・・               

むかしむかし、大川と木場川の合流した所を、『中ん川』と呼ん だ。
そこは川底が深くなり、何時も青黒い色をしていた。
そこには 河童が住んでいて、子供が川で遊んでおると、川の中にひきずり込 んだり、子供をつかまえては無理やり相撲を取って、放り投げてい た。
あまりに悪いことをするので、有川で一番相撲の強い男が、 「よし!俺があの悪戯河童ばこらしめてやろう!」と言うて、河童 と相撲を取ることにした。
「こら、悪戯河童!! お前は何時でも弱い 子供ばかりいじめているが、今日は俺が相手するから、早くでてこ い!」と怒鳴ると、相撲好きの河童がホイホイと出てきて、「お前 が村で一番相撲の強いと言うても、俺に勝つものか !さあ!かかってこい」と言って取り組んだ。
どち らも強いのでガップリ組み合ったまま少しも動か ず、しばらくしてから河童が、「ちょっと待て!」 と言って川の方におりて行った。
小便でもするのだ ろうだろうと思っていたが、たびたび降りていくので、男が見に行 くと、頭の皿に川の水を手で掬って入れていたのである。
男は「今 日はもうこれ位いにして、明日正式に勝負しよう。
もし俺が勝った ら、二つ約束を守れよ。

 

一つは、水神様の青か石の腐れるまで、この村の者に悪い事をしない こと。
二つ目は、この村の 子供達が水に溺れないよう に守ってくれること。

よい かと念を押した。

 

河童は 「どうせ俺が絶対に勝つの だから、約束する」と言った。
次の日に男は河童に向かって「こら、河童!お前は挨拶と言うものを知らないのか!正式 に相撲を取るからには、頭ぐらい下げろ。」と言うと、河童も丁寧に頭を下げた。途端に頭の上の皿の水がこぼれてしまい河童のが弱 ったところを一気に投げ飛ばした。そして河童に約束を守らせたという。

 

河童石・・・

昔、その岩の近くの水中からにょきっと手が出てきて、ある男が何だろうか?とその腕をつかむと、なんと腕ごと抜けてしまいました。
その夜、男の夢に河童がでてきて「抜けてしまった腕を返しておくれ、お礼に岩の上に魚を置いておく」と言うのです。
哀れに思って腕を返すと、その言葉のとおり、翌朝に岩の上に魚が置かれていました。 ほかにも、その岩のうえで遊んでいた子どもが水中に落ちて大量の水を飲んで病気になってしまいますが、岩にきゅうりなどをお供えしたところ、たちまち治ったという言い伝えもあります。  

 

河童は人間に取り憑く・・・

九州の「河童憑(かっぱつき)」 九州地方には古くから「河童は人間に取り憑く」という言い伝えがあります。

例えば、熊本県では河童が若い女性に取り憑く言い伝えがあり「河童が棲む水辺ではふしだらな様を見せないように」と戒められ、河童に取り憑かれると、甘ったるい声で言い寄るようになると言われていました。

また、大分県では河童は少女を狙って取り憑き、一度取り憑かれてしまうと、心身ともに消耗し記憶喪失のようになりふらふら行動するようになってしまうと言われています。

同じように長崎県でも、河童に取り憑かれると譫言(うわごと)を喋り食事も取らなくなると伝えられてきました。

 

かっぱ返し・・・

河童は水に住む生き物なので、お風呂に入るときは気をつけるべき。

風呂場には『かっぱ返し』と呼ばれる陶器の器を置いて、河童にお供えすると、お風呂の水に手を出さなくなると言われている。

 

転ぶと助けてくれる・・・

河童は、川や池で遊んでいる子どもたちが転んでしまったときに、助けてくれる。

 

おしゃべり好き・・・

河童は、おしゃべりが好きで、人間と話をすることがあると言われています。
しかし、河童が喋る声は「カッパカッパ」という特徴的な声で、人間には聞き取りにくいとされています。

 

目玉を取られると死ぬ・・・

目玉を取られると、死んでしまうとも言われています。

 

嘘をつくと足を取られる・・・

河童は、嘘をつく人間の足を取ると言われています。
そのため、「河童の目玉」という言葉があり、真実を語ることを表しています。

以上が、河童にまつわる言い伝えの一部です。

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最後に

河童(かっぱ)の正体や言い伝え、その神秘的な魅力について知り尽くすことができただろうか。

今後、川や池で遊ぶときは、河童に気をつけてみるのも面白いかもしれないね。

最後まで読んでくれてありがとうございます。