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幸運を呼ぶ7人の証券マンが大勝負!さて、この大勝負の結末は?

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もりもりです。

圧倒的な人気を誇る7人の男・ゴールデン7。

幸運を呼ぶ7人の証券マン。

彼らは自分達の名にふさわしい、大勝負に打って出た。

さて、どんな結末になるのか?

(出典元:科学では解明できない奇妙な話より)

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幸運を呼ぶ7人の証券マン

日本では後に述べる、444番地の古墳発掘のエピソードが示すように、どうも古来から「4」という数字が不吉な数字とされている。

ではその逆に、もしもあなたが幸運な数字をひとつ挙げるとしたら、ラッキー7といわれるように「7」と答える人は結構多いのではないだろうか。

 

次に述べるエピソードは、不吉な444番地ではなく、なんとも珍しい777番地で起きた出来事だ。

そして幸運な「7」という数字にまつわる、じつに不思議で愉快なエピソードなのだ。

 

それはカナダの商業都市・トロントの777番地に建つビルの7階にある証券会社で、この会社に勤める7人の証券マンに起きた不思議な出来事だった。

この7人の証券マンは、顧客のためにできる限りの利益を提供しようと、毎日神経をすり減らしながら、顧客の注文に応じて数千万、数億単位の金を動かしていた。

 

こうした彼らの働きのおかげで、彼らの会社の業績も、しだいに上がっていった。

やがてこの7人はトロントの証券業界でも注目されるようになり、ついに「黄金の7人」とまで呼ばれるほどの人気者になった。

すると彼らの縁起(えんぎ)のよさそうな名前の影響もあり、やがて一発勝負をもくろむ顧客たちに注目されて、その顧客たちは競って彼らを指名するようになった。

 

「私の担当は、どうか縁起のいい黄金の7人にお願いしたい」

「それではこの金を、黄金の7人に任(まか)せるよ」

黄金の7人はいつも人気があり、仕事が殺到していた。

 

これはほかの証券マンから見れば、なんともうらやましい限りの話であった。

しかし彼ら黄金の7人の心の中では、なぜか頑張れば頑張るほど、しだいに不満とむなしさが広がっていったのだった。

それはなぜならば、彼らはある程度の収入は得ていても、仕事の内容はいつも他人のお金を動かしているだけだったからだ。

 

最初は、大変な情熱を持って証券マンとなった彼らも、その後は仕事が順調になり軌道(きどう)に乗るにしたがって、しだいに満足度が薄れていったのだ。

やがてただ、人の金を操作するだけの仕事に、彼らはいつしかむなしさを覚えるようになっていた。

そこで、この黄金の7人は、ふと考えたのだった。

 

「我々もいつかは自分のために、自分のお金を使って、ぜひとも一攫千金(いっかくせんきん)儲けてみたいものだ」

彼らはこう考えて、やがて自分たちの勝負を考えるようになった。

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7づくしの大勝負

こうして彼らはある晩、会社の仕事が終わってから、彼らの行きつけのバーに集まった。

その店の名は、黄金の7人の彼らの名にふさわしい「ゴールデン・ボーイ」。

 

そして彼らはどんな勝負に賭(か)けるのかを、相談することになった。

その結果、「黄金の7人」の名にちなんだ勝負をしようということになった。

「なあ。みんな。ここはぜひとも7に関する勝負を考えようじゃないか」

「それはいい、なら実行は7月7日というのはどうだい?」

「それはおもしろい。じゃあ、かける金額は777ドルにしようか」

こうして彼らは検討した結果、ついに1977年の7月7日に行われるトロント大競馬のメーン・レースの7頭立て競争に、777ドルを賭けることにしたのだった。

 

彼らにふさわしい7づくしの勝負である。

さてついに、1977年の7月7日、彼らはトロント大競馬のメーン・レースの7頭立てのレースに勝負を賭けた。

そして当然ながら、彼らの賭けたのは、もちろん7枠(わく)の馬だった。

 

ついに、そのメーン・レースが始まった。

彼らの賭けた7枠の馬は、順調にスタートした。

7枠の馬は好調で、向こう正面を快調に飛ばしていた。

そして第一コーナーを回るまで、なんと他を2馬身ほども離して、このレースで先頭となり見事に突進していた。

 

彼らは非常に喜んで興奮していた。

「いいぞ、その調子だ」

しかしながら、彼らの賭けた馬は前半に飛ばした疲れが出たようで、最後のコーナーを曲がり切ったところでほかの馬に追いつかれ、やがてゴールを目指して最後に馬は横一線に並んだのだ。

 

「これはやばいぞ、追いつかれたぞ」

「おいっ、どうした頑張れ。ゴールは目前だぞ!」

このゴール前の混乱ぶりに、彼らは興奮して大声を出し」、思わず手に汗を握ってゴールの瞬間を見つめていた。

しかし残念ながら、彼らの賭けた7枠の馬は、もはや疲れ果てていたのだ。

 

そしてゴール後の7枠の馬の着順の結果は、皮肉というか、案の定というべきか、なんと偶然にも7位となっていたのだ。

 

彼らはこの結果に、驚きながらもがっかりしていた。

それにしても、777番地のビルの7階に勤める「黄金の7人」といわれる7人の証券マンが、1977年7月7日に、7頭立ての競馬レースで、7枠の馬に777ドルを賭けたが、その結果は7着だったとは、なんとも珍しい数字の偶然の出来事だった。

まとめ

すべてが7の数字になるとはなんとも不思議な出来事です。
これは、偶然の一致という運命的なものなのでしょうね。

今日も読んでくれてありがとうございました。

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